いよいよ出発である。
福岡空港からソウル・インチョン空港へまず飛ぶ。そこからチューリッヒへとトランジット。
そしてその日のうちにスイスへ。夜7時でもまだまだ夕方の明るさ。
ホテルはチューリッヒ中央駅から10分ほどの坂道を登ったところにあり大きな荷物を担いでの移動は
かなり大変だったが、ホテル内は小ざっぱりした感じでまぁまぁの印象である。
一晩で明日の朝からシャモニーへ移動開始だが、また駅まで急な下り坂を下りなければ・・・
昼過ぎにはシャモニーモンブラン駅に到着。
しかし最近のユーロ高は異常だ!特にこの時はユーロ170円程にまでなっていた。
駅前で両替をしたが、レートが良くて手数料などが安いもっといい情報はないのだろうか?
駅から街に向かう途中、5年前にいい思いをしたマクドナルドに立ち寄ることにした。が、
ここでもセットで1,000円を超える値段に驚いた!!これじゃもうお世話になることはないな。
予約していたホテルのチェックインの時間が近づいていたのでホテルへ移動。
ちなみにホテルの料金は4人で80ユーロ。日本円で約13,500円なので比較的安いのでは!?
もちろん食事はついてないが、4〜5人部屋で割りと広くレンジや調理器具、食器などが備わっていて
快適であった。
食材の買出し組みとガイドオフィスでの情報収集組に分かれるが、山の準備は忙しく楽しい。
天気は数日間は良いようで、保険にも加入下した。
最初の目的はモンブラン3山の縦走だが、予定していたグーテ小屋の予約がどうしてもうまくいかない。
おまけに上りの列車が土砂崩れで不通とのこと。
コズミック小屋は何とか確認できたが、ロープウェーでエギューエデュミディ駅に上がり、
その日はコズミック稜を足ならしに登り、コズミック小屋に泊まり、夜中よりタキュール・モンモディを経てモンブランへと
繋げる3山逆縦走へと変更した。
グーテ小屋より300mほど標高の低いコズミック小屋からのスタートは想像しただけでもキツそうである。
まずはエギューエデュミディ駅から下ってコズミック小屋で行き、大きな荷物を置かせてもらってコズミック稜を
登って再びエギューエデュミディ駅へ。
散らばっていたクライマー達が引き寄せられるようにコズミック稜の取り付き地点に集まり、大渋滞となった。
前も後ろも人・人・人の列で何か虚しくなる。
快適な登りは先ほど下り始めたばかりのロープウェー最終駅でもあるエギューエデュミディ駅まで続く。
核心部分の岩の表面(フェイス)もアイゼンによる穴が出来、"なんなんだこれは?"という感じ。
段々と高度を上げて、観光客のあふれるエギューエデュミディ駅のそばにあるテラスにハシゴを使って飛び込んで終了。
ここは日本人の観光客がこれまた多い場所の一つだ。 |
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| ロープウェーの最終駅のエギューエデュミディ駅 |
コズミック稜の渋滞 |
朝下った雪稜をエギューエデュミディ駅からまた下り、コズミック小屋へ戻る事にする。
小屋の食事は18:00から席に着いて、1時間後の19時になってようやくメインディッシュの登場。
なかなか出てこない注文したメニューがすべて終了したのが20時過ぎ・・・
睡眠時間が足らんやんか〜!とぶつぶつ言いながらも夜中の0時に起きて1時間で出発準備。
小屋の中は慌しく、出発を急ぐクライマーたちでごった返していた。
ようやくアイゼンをつけ、戦闘状態から抜け出し、ロープを付けて出発!
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| コズミック小屋へ向かう途中ですが、まだ元気です。 |
右は登りきれず、眠たくもあり、意気消沈中です。 |
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| コズミック小屋 |
コズミック稜にてガイドがお客さんを確保。 |
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タキュールの登りにさしかかる前まではペース良く順調に行けたが、登りにさしかかった途端に著しく睡眠不足を感じ始めた。
かなり急な登りが何段にも渡って待ち構えていて、気力をくじけさせるまでになっていた。早めに出たにも拘らず、かなり遅れを取っていた。
登山者は若者が圧倒的に多く、年の差を感じていたが、年配者のパーティにも追い越される始末。
モンモディに向かう道の先にライトが集中している場所があり、その上にはミックスの壁が立ちはだかっていた。
予定としては空が明るくなるまでに到達しておきたかったが、上に行ってみるとモンブランのレンズ雲が強風とともに覆っているのが見えた。
結局、そこが今日の最高地点となってしまった。
サングラスをした目にも氷の粒が容赦なく飛び込んできて涙がでっぱなしである。顔面が冷たさと日焼けの相反したダブルの攻撃に
やられて痛い。登りきれなかったという心も同じくらい痛かった。
足取りも重くエギューエデュミディへの登りは相当ツライ。2度下ったものの登りは想像以上にキツかった。
シャモニーに戻ってきたのは16時頃。
宿に戻って体制の立て直しだ!
思い出し、思い出し、ビール、ビール!!
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| ロープウェーの終点エギューエデュミディ駅 |
強風が吹き荒れ、ヘリが登ってくるなと
言わんばかりにホバリング中。 |
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